正社員登用に落ちたその後——「辞める・残る・転職」どう決める?

3本に分かれた朝のトレイルで1本の道を選んで歩き出す後ろ姿(記事0602アイキャッチ) Career
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正社員登用に落ちた——その事実を、少しずつ受け止め始めている頃かもしれません。

そうして落ち込みが少し収まってくると、今度は別の重さがやってきます。「で、自分はこの先、どうすればいいんだろう」――この会社に残って再挑戦するのか、いっそ辞めるのか、転職して別の道を探すのか。考えれば考えるほど、答えが出ないまま時間だけが過ぎていく。そんな状態で、この記事を読んでくださっているのかもしれません。

落ちた原因や次の準備について読んできた方も、「その後どうするか」を知りたくて直接ここへ来た方も、どちらも歓迎です。今のあなたは、落ち込みのフェーズを越えて、”これからを決める”という、また別の難しさの前に立っているのだと思います。

私自身、派遣という立場で働いてきた時間があります。「正社員という働き方に、自分は本当は何を求めているんだろう」と立ち止まった経験も含めて、同じ立場で迷った人間として、この”決められなさ”のしんどさは、少し分かるつもりです。

この記事では、落ちたあとに考えられる「辞める・残る・転職」の3つの道と、それを決める前に整理しておきたいことを、一緒に見ていきます。どれかを勧めるためではなく、あなたが自分で納得して選べるように、判断の材料を並べていきますね。

正社員登用に落ちたあと、進む道に迷うのは当たり前です

落ちた直後は、悔しさや落ち込みで頭がいっぱいになります。けれど、その感情が少し落ち着いてくると、入れ替わるようにやってくるのが「これからどうするか」という問いです。

不思議なもので、こちらのほうが、ずっしりと重く感じられることがあります。落ち込みには「時間が癒してくれる」という出口がありますが、意思決定には自分で答えを出すしかないからです。

だから、今すぐ結論を出せなくても、何もおかしくありません。むしろ、ここで焦って決めてしまうほうが、あとで後悔が残りやすいものです。

まずは、落ちたあとに考えられる道を、いったん並べて眺めてみましょう。選択肢の全体像が見えるだけでも、気持ちは少し落ち着いてきます。

落ちたあとに考えられる、3つの道

落ちたあとに進める道は、大きく分けると3つあります。「同じ会社で再挑戦する」「今の働き方を続けながら考える」「転職して正社員を目指す」――この3つです。

先にお伝えしておくと、この中に”正解”はありません。どれが向いているかは、あなたが何を大事にしたいかによって変わります。ここではまず、それぞれの道がどんなものかを、フラットに並べて眺めてみましょう。

同じ会社で、もう一度登用を目指す

ひとつ目は、今の会社で、次の登用機会に向けてもう一度挑戦する道です。

この道の強みは、これまで積み上げてきたものを、そのまま活かせることです。仕事の進め方も、社内の事情も、人間関係も、すでに分かっている。一度目で見えた課題もあるはずなので、そこを意識して次に臨めます。「この会社で正社員になりたい」という気持ちがはっきりしている人には、自然な選択肢です。

一方で、次の機会がいつ来るかは会社次第で、必ず巡ってくるとも限りません。だからこそ、再挑戦すると決めたなら、次に向けた準備を落ち着いて進めておくことが大切です。スキルアップや試験準備といった具体的な立て直しの進め方は、別記事「正社員登用試験に落ちたときの対応と次のチャンスの掴み方」が参考になります。

今の働き方を続けながら、正社員を別の形で考える

ふたつ目は、すぐに大きく動くのではなく、今の働き方を続けながら、ゆっくり次を考える道です。

「再挑戦するか、辞めるか」の二択で考えると苦しくなりますが、実際には”まだ決めない”という選択肢もあります。今の仕事を続けて生活の土台を保ちながら、情報を集めたり、別の部署や別のルートでの可能性を探ったりする時間にあてる。焦って決めず、いったん態勢を立て直す、という選び方です。

正社員という形にこだわりすぎず、「自分にとって働きやすい状態とは何か」を見直したい人にも向いています。立ち止まることは後退ではなく、次の一歩を見極めるための時間でもあります。

転職して、正社員を目指す

みっつ目は、今の会社を離れて、別の会社で正社員を目指す道です。

今の職場での登用にこだわらず、最初から正社員として採用してくれる会社を探す、という選択です。環境を変えることで、評価のされ方や働き方が大きく変わる可能性もあります。

ただし、ここで一つだけ。「落ちたから転職するしかない」と勢いで決めてしまうのは、おすすめしません。大事なのは、転職そのものよりも、”その会社が自分に合うかどうか”を見極めることです。今の会社の何が引っかかっているのか、次に何を求めるのかが整理できていないまま動くと、同じ悩みを繰り返してしまうこともあります。転職は有力な選択肢のひとつですが、決める前に立ち止まる価値は十分にあります。

そのうえで、転職して正社員を目指すと決めたときに、選択肢のひとつになるのが就職支援サービスです。その中でも、書類選考なしで最大20社と面接できる「ジェイック就職カレッジ」については、良い口コミ・悪い口コミの両面から検証した記事があります。「派遣で働きながらでも使えるのか」という点にも触れているので、気になる方は参考にしてみてください。

関連記事:ジェイック就職カレッジの評判は?「やばい」と言われる理由を公平に検証

「どの道か」を決める前に、整理しておきたい2つの問い

3つの道を眺めても、「で、結局どれを選べばいいの」とモヤモヤが晴れない――それが正直なところだと思います。

でも、それは当然なんです。道を外から眺めているだけでは、答えは出ません。なぜなら、どの道が正解かは、道の側ではなく、あなたの中にあるからです。

ここでは、3つの道のどれを選ぶにせよ、その土台になる2つの問いを置いていきます。すぐに答えが出なくて大丈夫です。むしろ、すぐ答えが出ないことにこそ、向き合う意味があります。

自分は「正社員」に、本当は何を求めているのか

ひとつ目の問いは、「自分はなぜ、正社員になりたいのか」です。

当たり前すぎて、改めて聞かれると言葉に詰まるかもしれません。でも、ここがぼやけたままだと、どの道を選んでも「これでよかったのかな」という迷いが、ずっと付いて回ります。

正社員に求めるものは、人によってまるで違います。安定した収入かもしれない。クビになる心配の少なさかもしれない。「正社員」という肩書きが持つ、世間からの見られ方かもしれない。家族を安心させたい、という気持ちかもしれない。あるいは、仕事に対する責任や裁量を、もっと持ちたいのかもしれません。

ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいのです。「正社員になること」そのものが、いつの間にか目的になっていないかを。

派遣という立場で働いていると、「正社員になれれば、今の不安はぜんぶ解決する」と思えてくる瞬間があります。私自身、そう感じていた時期がありました。正社員という二文字が、まるで全部の答えのように見えてくる。でも、いざ「正社員になって、その先どうなりたいの」と問われると、言葉が出てこない。それは、正社員が”ゴール”になっていて、その先の暮らしや働き方を、まだ思い描けていなかったからです。

不安が強いときほど、「とにかく正社員になりさえすれば」と、手段が目的にすり替わりやすい。だからこそ、いったん落ち着いた今、正社員になった先に、自分は何を手にしたいのかを、言葉にしてみる価値があります。

「この会社で」なのか、「正社員という働き方」なのか

ふたつ目の問いは、「自分がこだわっているのは、”この会社”なのか、”正社員という働き方”なのか」です。

この2つは、自分でも混ざりがちです。落ちた直後は特に、「この会社で認められなかった」という悔しさと、「正社員になれなかった」という事実が、ひとかたまりの痛みになっています。だから、どちらに本当のこだわりがあるのかが、自分でも見えにくくなる。

でも、ここを分けて考えると、3つの道はぐっと選びやすくなります。

もし「この会社だからこそ正社員になりたい」――職場の人が好きだ、この仕事を続けたい、という思いが強いなら、再挑戦や、今の働き方を続けながら待つ道に、気持ちが乗っていきます。

逆に、「会社はどこでもいいけれど、正社員という安定した働き方がほしい」のなら、今の会社にこだわり続ける理由は、それほど大きくないのかもしれません。転職という道が、現実味を帯びてきます。

落ちた悔しさは、ときに「絶対にこの会社で見返したい」という執着に変わることがあります。その気持ちは自然なものですが、その執着が、自分の本当の望みと一致しているかは、別の話です。見返したいのか、それとも、自分が安心して働ける場所がほしいのか。ここを正直に見つめられると、進む道の輪郭が、はっきりしてきます。

とはいえ――こうして問いを並べるのは簡単でも、自分の本音を自分の言葉にするのは、思っているよりずっと難しいものです。考えようとするほど、「こうあるべき」という建前や、周りの期待が混ざり込んできて、本当の気持ちが見えなくなる。次は、その難しさとどう向き合うかを、考えてみます。

迷いを一人で抱えないで——無料で”方向性”を整理する選択肢

自分の本音は、なぜ一人だと見えにくいのか

前のパートで、2つの問いを置きました。けれど、いざ自分で考えようとすると、思考がぐるぐる回るばかりで、なかなか答えにたどり着けない――そんな経験はないでしょうか。

これは、あなたの考える力が足りないからではありません。自分の本音を、自分一人で見つめること自体に、構造的な難しさがあるのです。

理由は、大きく2つあります。

ひとつは、私たちが自分を見るときには、いつも”自分というフィルター”を通してしか見られない、ということです。「正社員になるのが当たり前」「いい年して迷っているのは恥ずかしい」――こうした世間の物差しや思い込みを、私たちは知らないうちに自分の願望と取り違えています。一人で考えると、そのフィルターごと考えてしまうので、本音とフィルターの区別がつきません。鏡を見ても、自分の後頭部が見えないのと同じです。

もうひとつは、考えと感情が、頭の中にあるうちは”もや”のままだということです。「なんとなく不安」「なんとなくこのままは嫌だ」――この”なんとなく”は、言葉にして外に出して初めて、輪郭を持ちます。誰かに話していて、「あ、自分はこう思っていたのか」と、口にした瞬間に気づいた経験は、誰しもあるはずです。思考は、外に出すことで整理される。けれど一人だと、その出す相手がいません。

だから、自分の方向性を整理したいとき、誰かに”言葉にするのを手伝ってもらう”ことには、はっきりとした意味があります。それは弱さでも、甘えでもありません。自分一人では見えない角度から光を当て、もやもやを言葉に変える作業を、誰かと一緒にやる――そのための方法は、実はいくつもあります。

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そうした「方向性を一緒に言葉にする」ことを専門にしているサービスのひとつが、POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)です。

POSIWILL CAREERの最大の特徴は、求人を紹介するサービスではないことです。転職エージェントのように「次はこの会社へ」と案件を勧められるのではなく、「自分はどう生きたいか、どう働きたいか」という軸から、価値観や強みを一緒に言葉にしていく。公式サイトによれば、20〜30代のキャリアの悩みに特化し、専門家の監修のもとでサービスが組まれているとされています。

この「求人を紹介しない」という点は、落ちた直後のあなたにとって、むしろ相性がいいかもしれません。なぜなら、整理した結果が「やっぱり今の会社で正社員を目指し続ける」でも、「今は動かない」でも、それでまったく構わないからです。”転職しない”という結論も尊重される。だからこそ、答えを急がず、自分の方向性をフラットに見つめ直す場として向いています。

まずは45分の無料カウンセリングから

とはいえ、「コーチング」と聞くと、身構えてしまう方もいると思います。最後に、よくある3つの引っかかりに触れておきます。

ひとつ目は、「高そう、なんだか怪しいのでは」という不安。これについては、入口は45分の無料カウンセリングから試せます。オンラインで全国どこからでも受けられるので、まずは雰囲気を見るくらいの気持ちで大丈夫です。

ふたつ目は、「相談したら、結局どこかへの転職を勧められそう」という心配。先ほど触れたとおり、求人紹介はしません。「転職しない」という選択の相談をしても構わない、という点は、安心材料になると思います。

みっつ目は、「自分なんかが相談していいのか」というためらい。これはむしろ逆で、20〜30代の、まさに今のあなたのようなキャリアの迷いこそが、対象とされています。落ちて立ち止まっている今は、相談するにはちょうどいいタイミングとも言えます。

気持ちを整理する”きっかけ”のひとつとして、気になった方は、無料カウンセリングの内容をのぞいてみてください。

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まとめ——どの道を選んでも、あなたの選択は間違いじゃない

ここまで、落ちたあとに考えられる3つの道と、それを決める前に整理しておきたい2つの問いを、一緒に見てきました。最後に、少しだけ振り返らせてください。

落ちたあとに進める道は、「同じ会社で再挑戦する」「今の働き方を続けながら考える」「転職して正社員を目指す」の3つ。そして、どの道を選ぶにせよ、その土台になるのが「自分は正社員に何を求めているのか」「こだわっているのは”この会社”か、”正社員という働き方”か」という2つの問いでした。

大切なのは、この中に、誰にとっても正しい唯一の正解はないということです。同じように登用に落ちても、再挑戦して納得する人もいれば、転職して生き生きと働き始める人もいます。正解は道の側にあるのではなく、あなたが何を大事にしたいか、という価値観の側にあります。だから、自分の価値観に合う道を選べたなら、それがあなたにとっての正解です。

そして、もし今、その価値観がうまく言葉にならなくても、焦らないでください。落ちて立ち止まった今は、これまで走り続けてきた自分を、ゆっくり見つめ直すための時間でもあります。一人で抱え込まず、誰かと一緒に気持ちを整理してみる――そんな選択肢があることも、どうか覚えておいてください。

どの道を選んでも、自分で考えて選んだのなら、その選択は間違いではありません。あなたのペースで、納得のいく一歩を見つけていきましょう。

応援しています。

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